2012.02.08 Wednesday

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2011.01.27 Thursday

吉田修一「悪人」読了


吉田修一「悪人」公式サイト ココ
映画「悪人」オフィシャルサイト ココ

 昨年話題になった「悪人」を読み終えました。

何を隠そう購読紙は朝日新聞
でも
ぜんぜ〜〜ん新聞小説を読んでおりませんので
知りませんでした・・・

たまには読んでみようかなぁ〜〜
新聞購読やめちゃおうっかなぁ〜〜って思うほど
記事は斜めにしか見てない・・・

そのうえ
先に映画を観ました!

映画と本両方味わったドラマの感想が似ている人に
先に映画、次に本がいいよ〜〜
といわれましたもんで・・・

だから
本を読みすすめながら
登場人物は映画の配役のまま
描写されている出来事や風景なども映画の中の映像を思い浮かべていました。

映画→本の順番だったからでしょうか
若干の違いはあるものの
根底に流れているものは同じで
違和感はありませんでした。

映画も本も
最後の最後になるまで
なんともいえないモヤモャとした感覚で
終わりのほうに
ど〜んと心の奥をえぐるような台詞があって

えっ・・・
ヒトとしての宿題?
なぁんて思いつつ

終わった後で

えっ
どういううふうに
これを受け止めればいいの?
面白い?面白くない??

重い?重くない??

何が正しい?正しくない??

そ〜〜んな
なんともいえない微妙な感じです。

(以下 ネタバレありの心に残ったことなどなど)

映画と本 を比べてしまいました。

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2011.01.20 Thursday

宮下奈都「スコーレ No.4」読了

久しぶりの小説

このところHow To本ばかりだったので
なんだかとても新鮮

小説の感覚を忘れてしまったのかなんなのか
はじめのうちは
ちょっととまどった。

が…
すぐに馴染んで
一気にNo.1からNo.4までいっきに読み終えた。

川沿いの町の骨董品店に生まれた三姉妹の
長女麻子の成長物語ってところかな?

麻子の中学・高校・大学・社会人としての生活・恋、そして家族との関係、家族への思いなどが綴られている。
家族の中でも麻子にとって一番大きな存在は18ヶ月違いの妹の七葉
七葉への思い、彼女との関係性、自分の存在をあたかも七葉で見出しているかのようなそんな感じ・・やがてそれが変化していくのだ。

お店も家族もほんとうに存在しているかのようで…
麻子の視点で書かれているからか
まるで自分が麻子になったような気持ちになって読みすすんだ。

だから
とてもとても感想を書くのが難しい。

ひとつのNo.が終わるたびに次が読みたくなって
麻子がどうなっていくのかが知りたくなって・・・
期待を裏切らず
いままでの全てのことが大人の女性になるために必要だったと思える
素敵な最終章だった。

と〜〜っても不思議な感覚。
20〜30年前にこの小説に出会いたかったような気がしている。
いや、いまだからこそこんな気分が味わえるのかな?

大人の女性の入り口にいるひとたち
かつて女の子だったひとたち
そ〜んなひとが読めば
きっとこの小説から何かを感じ取れるのではないかな。

それぞれの過ごしてきた時間や思いによって
きっと受け取り方はそれぞれ・・・
そ〜んな小説に思います。

2009.06.16 Tuesday

川上弘美「風花」 読了

Amazonおすすめ度:
最後の最後でどこか非常な世界へと読者を連れ込んでそのまま放置する当代一流の凄腕
さすがに上手いなぁと感心させられる。
しんだらおしまい

 王様のブランチで2008年のBOOK大賞に選ばれたもの

主人公は33歳の結婚7年目の日下のゆり
夫のシステムエンジニア卓哉が不倫をしていることを匿名の電話で知らされ
不倫相手の里美とも対面したものの
のゆりはどうするべきなのか結論を出しあぐねて2ヶ月たったところから
物語は始まる。

のゆりは夫が不倫をしていることを知っても
不倫相手と対面してもののしることもなく
感情を乱すこともない
まるで他人事のようだ

だからといって彼女が何も感じていないわけではない
彼女のペースで少しずつ夫と二人だけの世界から外へと目を向け
自分ひとりの足で歩みはじめ
それと同時に感情のゆれはばも大きくなってくる

はっきりと自分の感情を思うがままに
外に出せる人には歯がゆい人物にうつることだろう

だが、そのひとにとって
結論をだすには大きすぎる問題は
考える道筋さえみつからず迷子になってしまうものではないだろうか

のゆりは『卓哉とは、きちんと別れよう』と決意して初めて
それまでの曖昧だった卓哉への愛情が深いものだということも知る

だがその決意は固いようだ。
赤信号をつっきてわたりきったのゆりと
信号を渡らなかった卓哉

二人の間にある距離を象徴しているような終わり方だった。



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2009.03.13 Friday

第139回直木賞受賞作品・井上荒野「切羽へ」

Amazonおすすめ度:
ひたすら美しい
これは、確かに…
繊細な大人の恋愛小説

静かな島で暮らす養護教員のセイは
画家の夫とふたりで満ち足りた生活をしていた

赴任してきた男性教師
そのことによる心のさざなみ

仲間の女性教師のもとへ時折訪ねてくる不倫の男性
その二人いや三人の渦

ときおり訪ね面倒をみている島のおばあさん
そのおばあさんの言動、ぼけていくさま

どうということのない日常の重なりの中で
さまざまな出来事があいまって
セイの心に波が生じ変化をもたらす


セイの揺れを切なく感じ取れるかどうかが
この小説への評価のわかれめとなるのではないだろうか

はたしてこれが直木賞受賞に値するかどうかは別にして
ありえそうでありえなさそうだけれど
セイの心の中におきた揺れのようなものは
わかるような気がする
この小説の中では『切羽』へ共にいき
そこがどういう場所であるかを説明することで
互いの心のうちを吐露した
と私には思えた

さぁて実際に心の中に揺れがおきたら
大人のオトコとオンナは
どうするのだろう?

もちろん『切羽』どまりで・・・・・・・・・・・・




 『切羽へ』は、離島の養護教諭が新任の同僚に抱く感情の揺れを描く。「切羽」は坑道の行き止まりで、その先へは進めない場所の意味。選考委員の林真理子さんは「文章の力を改めて信じさせてくれた。恋愛小説家は性愛のシーンを心を砕いて描くが、その心臓部分を取っ払った。文章の力という血液で肉体という文学を再生させた。嫉妬(しっと)さえ覚える」と絶賛した。

2009.03.03 Tuesday

小池真理子「午後の音楽」

午後の音楽
午後の音楽
小池真理子

あっという間に読んでしまった。
いってしまえば、オトコとオンナの往復メール集

この本を読もうと思ったキッカケは忘れてしまったけれど
小池真理子といえば 当然恋愛ものでございます。

さあて読もう・・って思ったら 横書き
それは メールの文章だから

義理のお姉さんにあたる由布子と
妹のダンナである龍士郎とのメールのやりとり

そもそもの始まりは事務連絡
そのうちチョット変わった家族である由布子の実家の家族のことにも絡んで
心のうちのことを

そしてなんとなく感性が似ていて共鳴する二人の心

お食事してお酒を飲んで・・・

葛藤する心・・・

苦悩する心・・・


そこに綴られているのは揺れる心
これほど近しい関係ということはありえないとは思うが
似たような感情を抱いたことがあるひとには
共感する部分がどこかにあるはず

でも
多分
わからない、理解できない・・・
という人が多くいるのではないかと想像する。


ただ、これほどまでに詳細にあからさまに
自分のことをメールに綴る人はそういないのではないだろうか。

そして特に男性側の文章は、どうかんがえても女性目線です。

小池真理子さん独特のドロドロとした恋愛に発展しなったのには
私としてはホッとしました。

私自身としては考えさせられるというよりも
わかるような気がする
という部分はあったものの
あまりに始まりから終わりまでが超特急すぎてついていかなかった・・・



2008.11.06 Thursday

東野圭吾/容疑者Xの献身

 東野圭吾の作品との出会いは「トキオ」
その後「秘密」の著者でもあると知った。

しばらくしてから「白夜行」を読み
救いようのないそのなんともいえない犯人像に
東野圭吾の作品にはもう触れたくないと思うほど
読後心がざらついた。
読むのではなかった・・・とまで思った。

その後「赤い指」を読み、なんともいえない独特の世界観に興味を持ち。
「容疑者Xの献身」は謎解きもだが その主人公の心情が切なく涙があふれ、とても素敵な作品にめぐりあえたと思った。

このたび「容疑者Xの献身」が映画化されたので、映画をみたのだが(感想はコチラ
また原作を読んでみたくなり、再読してみたのだ。

結果、映画はとても原作に忠実に作られていることを再認識した。
そして頭の中で登場人物が映画の俳優におきかえられてよみすすんでいった。

一番心に響いたのは
やはり石神の心
「献身」

最後のほうはやっぱり涙がとまらなかった。

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2008.08.16 Saturday

重松清「カシオペアの丘で」読了

---
Amazonおすすめ度:

久しぶりの重松清。

2000年になる少し前からたくさんの著作を読んだ。
きかっけは中学入試にあとりあげられる作家ということで「エイジ」「半パン・デイズ」あたりから入り
初期の作品からかなり読み漁った。
2002年度本の雑誌年間ベスト1に輝いた「流星ワゴン」を読んで一区切り。
おまけで「疾走」で読み留め。
重松さんの作品のなかでの「流星ワゴン」の完成度があまりにも高く感じ、その後読む気がしなくなってしまったのだ。

今回久しぶりに読んで、やっぱり相変わらずの重松節という感じがしてしまった。
かかれている内容の奥深いところは違っているにもかかわらず
過去を振り返る旅をしているから・・・。

そしてこれは過去を振り返るタイプの重松作品を読んでいて思うのだが
読み手の置かれた状況によって心が共鳴する部分が違うのではないかと・・・
だからもしかしたら私自身の心がうまく反応できなくて
作品をうまく消化できなかったのかもしれないと思っている。

この作品についての書評を読んでみると「ゆるし」がテーマだと書かれているが
重松さん本人によると「父が子どもに対して何が伝えられるか」というのをテーマとして書いたそうだ。

作品のタイトルでもある
『カシオペアの丘』というのは北海道の北都にある遊園地の名前。
そこはかつて炭鉱だったところで、今年40歳になるミッチョ、トシ、シュン、ユウの4人が小学4年生のときボイジャーを見つけるために登ったときに名前をつけ、遊園地になるようにと願った場所なのだ。

遊園地の園長はトシで妻はミッチョ。とある事件がきっかけでユウが東京から取材に来る。
そしてその映像をシュンがガン告知を受けた日に東京で見た。

無邪気だった何も知らなかった小学4年だった四人にその後何があったのか。
炭鉱だった町ゆえに起こったこと、立場の違いゆえに起こったこと、
不幸な事故、東京であったことなどなど
それぞれの胸の奥底に沈めたままの思い、悩み、苦しみ・・・
そういうもろもろをシュンが早めに人生の幕を閉じるそのときにあわせるかのように
カシオペアの丘で、北都で「ゆるし」「ゆるされる」のだ。

(以下 思いつくままの感想です)

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2008.08.02 Saturday

小川内初枝「長い予感」読了

長い予感
長い予感
小川内初枝

初!小川内初枝です。
1966年生まれ。2002年に「緊縛」で第18回太宰治賞受賞。
‘女性に特有の孤独や揺らぎの感情を掬い取って描き出す筆力が魅力’と
本のカバー(裏表紙裏・・・名称がわから〜〜ん)に書いてありました。

雑誌クロワッサンの本の紹介コーナーで興味を持って読んでみました。
ゆらり/私の家/箱の中/再会/いつか、また/花を摘む
という6つの短編からなっている。
6編目はこの「長い予感」のために書き下ろしたもので
5編を統合してひとつのストーリーとするようなもの。

紗絵と千春姉妹の20代から40代の出来事。
日常生活なんだけれど恋愛模様を中心に描かれている。

なぁんか不思議な雰囲気・・・
きっと誰の心の中にもそういう思いは存在するのだろうけれど
そんなに時の流れに身をまかせてゆらゆら〜〜っとしてるものだろうか?
もう少しあがいたり、感情の起伏があったりするんじゃないかなぁ〜
なんて思いながら読んだ。
というか淡々と綴られていて、葛藤したりする部分については本人の言葉であまり語られていないからなのかなぁ〜

箱の中 と 再会 は久しぶりに再会した二人のそれぞれの側から描かれていて
この2編は感情表現が豊かかな〜〜

それにしても??って感じで『ゆらり』から始まった物語が最後の『花を摘む』までいきつき読み終わると「長い予感」というタイトルが胸に響くのだ。

不思議・・ふしぎ・・って思いながらも
彼女の「うちへかえろう」を読んでみたくなった。

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2008.07.17 Thursday

奥田英朗「ガール」読了

ガール
ガール
奥田 英朗

軽快な文章で綴られる30代のキャリアウーマンを主人公にした5つの短編。
すらすら〜っと読める、なるほど・・そうかもなぁ〜って
読みながら思ったのだけれど
さぁてよく考えてみると、こんなにうまくいくもんかいな?
という思いと
どの立場にいても 男でも女でもという意味も含めてね!
自分の立ち居地をしっかりと把握した上で
周りのことも考えられれば なぁんにも怖くないんだよなぁ〜〜
なんて漠然と思った。

(以下ネタバレありの思いつくまま)

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2008.07.16 Wednesday

山崎ナオコーラの小説は感想がかきずらいぞ!

人のセックスを笑うな
人のセックスを笑うな
山崎 ナオコーラ

山崎ナオコーラの「カツラ美容室別室」を読もうと思ったとき(感想はコチラ
彼女はこの「人のセックスを笑うな」で第41回文藝賞受賞していると知った。
映画も永作博美主演で評判が高いようだったが いかんせんタイトルがちょ〜っと読んだり見たりするのにためらうものだったので 遠巻きに眺めていた。
でも読んだ友人男の口調によるとタイトルからイメージするような官能の世界は広がっていなさそうだったので読んでみることにした。

まあね、ひとことで言っちゃったら
美術の専門学校での19歳の男子生徒と39歳既婚女性講師との不倫の始まりから終わりまでを年下の男側から描いた小説。

淡々と書かれているし、劇的な事件があるわけでもなく
どうとらえたらよいのだろうか・・・
わたしにはよくわからなかった。

そんな中でいくつか気になるところはあった
(ネタバレありで思いつくままに・・・)

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