2012.02.08 Wednesday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -
  • -
  • -
2005.05.07 Saturday

「甘い人生」二回目感想<導入部>

先週に引き続き映画鑑賞。一週間疑問を持ちつつも人様のブログの感想を眺めるくらいですごした。
同じ映画、同じスクリーン、鑑賞する条件はほぼ一緒。実は見るのが少し怖かった…理解が深まるのならよいが、途中で飽きてしまう可能性もなきにしもあらずだったから。
結果、二度目の方がよかった。ラストで涙がにじんでしまったくらい心に染み入るものがあった。
そういえば「純愛中毒」もそうだった…
あまりにもビョンホンに対する思い入れが強すぎて顔に見とれてしまったり、一つ一つのシーンに気をとられて全体の流れにうまくのれなかったりするのだ。
以下ネタバレありの思いつくまま。
三回目の感想はこちら

◇食べるシーン(デザート、砂糖を入れたエスプレッソ、高級料理)から感じたこと
ソヌは食事はデザートまできちんといただくし、食べることもソツナクこなす隙もなく俗に言うチンピラとは一線を画した人であると想像できる。
また、彼にとっての唯一の楽しみは仕事を終えた後のエスプレッソ…それも砂糖入りでほろ苦い。
ボスの前では酒を飲まないし、タバコは吸わない。そんなところから自分を律することにたけている人間なのではと思った。

◇ヒスに対する思い・心の揺れ
カン社長から「好きな娘がいる」と聞いた時のソヌの顔…まるで鳩が豆鉄砲をくらったような表情。女に現を抜かすボスを想像できなかったのではないだろうか…それも若い娘なんて!
挨拶かわりに家を訪ねた時、ボスの惚れた女を観察しているはずが無防備な少女の、大人の女になりかけのなんとも言えない色気に魅せられ思わず見とれていたソヌ。車のキーを置き忘れたことは、とるにたらないことのようだが、そこには一つの心の小さな揺れがあったと思うのは考え過ぎだろうか?
そもそも、プレゼントのスタンドはソヌが選んだのだと私は思う。つまり、あのスタンドが会う前に抱いていた若い娘に対するイメージを象徴しているのではないかと思っている。
ヒスを監視すればするほど、あどけない表情の中に宿る色香に益々魅せられて行く…スタンドの点灯で表される心の振幅。
次の日に昼食をとりながらかわされた質問…殺しやなの?…ソヌの動揺が表情からみてとれる。無邪気さがソヌの完璧な仮面にいともたやすくひびをいれたように見えた。
そして、演奏前にチェロを抱えて、笑うヒス。心の底からの感情の笑い。決してこびていない笑顔。ソヌが初めて見せる笑顔…ヒビの入っていた仮面がいともたやすく壊れたように見て取れる。
心が無防備になったソヌに音楽は入り込み、鼻歌まで歌わせる。音楽はソヌに感情という種を蒔いたのだろうか?
ヒスと若い男の密会現場を押さえたが、すでに以前の非情なソヌではなくなっているのだから、ヒスに情をかけることになったのは当然のことだったのかもしれない。
そして、自分としては最善の策のつもりがヒスに喜ばれなかったことに対するやりきれない思いは、車にちょっかいをだしてきた若者に対しての仕返しとなって爆発する。いままでのソヌだったらこれほどまでに激情にかられたような暴力のふりかたはしなかったのではないだろうか?


ここまであたりが映画の前半部分かな?
一度目をみたときには、理解できなかったヒスの魅力が二度目ではとてもよく伝わってきた。
わからなかった一週間のあいだには、もしかして監督は大人の女性はあまり好きでないのかな?などとよからぬことを想像したりもしたのだが・・
いまはそうは思わない。
ソヌのように完璧で命令・掟が絶対で、間違ったことは決してしないと思っているような男は、いわゆる情婦の類や、成熟した女には警戒心をもっていて心に迷いを生じることは決してなかっただろうし、ありえないと思う。
だからこそ、あどけなさの残るヒスを設定し、プロポーション抜群だけれどファニーフェースのシン・ミナを起用したのではないだろうか!

とても表情のアップの多い映画のような気がして、一度目はとても気になった。しかし二度目は、アップにしていることによって映し出される表情からよみとれる気持ちが伝わってきた。
本当に不思議だ。
ふと思ったのは、映画館の大きさや、スクリーンの大きさによって
印象というものは変わるのだろうか?
キム・ジウン監督は、どの程度の劇場の広さを想定してこの映画を仕上げたのだろうか…と思ったし、そういうことは考えるものだろうか?
なんだかそんなことを考えさせるほど、
今まで見てきた映画とズーム度や、明暗の使い方が違う映画だ。

2012.02.08 Wednesday

スポンサーサイト

  • -
  • -
  • -

comment

プラムさん、こんにちは♪
じっくりと、「甘い人生」の感想を読まさせていただきました・・・^-^
プラムさんの「ヒスに対する思い・心の揺れ」のところ・・・、特に興味深かったです。

ビョンホンssi、昨日帰国されましたね・・・(来日時は、5分差でしたね・・・♪)
これから、カンヌ、そしていよいよ日本でもCMと・・・私たちの落ち着かない日々は続きそうですね・・(>_<)・・

  • by ドーナツ
  • 2005/05/10 12:56 PM
ドーナツさん、こんばんは〜
いや〜「甘い人生」の一度目を見た後には、期待が大きすぎたのといろいろなシーンを見すぎていたので
なんだか疑問ばかりが残って よくわからなかったんです``r(^^;)ポリポリ
その反動で2度目はも〜〜なるほど〜そうか〜〜なんて思いながらジックリ見てしまいました。
そして、感動のあまり・・ダラダラと思うままを綴ってみました。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
で、で、後半も書くはずだったのですが・・

舞台挨拶とか〜〜コンサートとか〜〜いろいろな情報収集に忙しく・・・(来日しているとネットチェックもTVチェックが大変です。)も〜こうなったら今週土曜日に3回目を見終わったあとにしよ〜〜なんて思っています。

それにしても、大活躍の李炳憲さん、ファンとしては嬉しいけれど、情報の洪水で溺れそうです。
  • by プラム
  • 2005/05/10 10:09 PM

post a comment

trackback url

trackback

2度目の「甘い人生」と「LaDolceVita」

ラウンジの名前「LaDolceVita」とは、あのフェリーニの「甘い生活」の原題と同じではないか。もしかしたら、これは隠し味になっていることはないのだろうか。2回目の鑑賞となるといろいろと新しい発見がある。タイトルの文字が煙のようにゆらめいて消えるのである。こ

  • by 映画と出会う・世界が変わる
  • 2005/07/05 12:35 AM

calendar

<< August 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

entry

comment

category

recommend

魔王 DVD-BOX 1
魔王 DVD-BOX 1 (JUGEMレビュー »)

折角の放送がだ〜れかさんのために中断されてしまいました。
良いドラマだけにとても残念です。

recommend

私の男の女 DVD-BOX I
私の男の女 DVD-BOX I (JUGEMレビュー »)

理性だけでは人の行動ははかれない。感情なしには生きていけないのが人間なのだ。
そのあたりを描写するセリフが秀逸

recommend

復活 DVD-BOX 1
復活 DVD-BOX 1 (JUGEMレビュー »)

復讐劇だけど切ない恋心も堪能できます(ノ ̄▽ ̄)ノ〜〜〜〜{恋心}

recommend

バンジージャンプをする
バンジージャンプをする (JUGEMレビュー »)

やっぱりこの映画が一番好きかも?!

profile

other