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2011.01.27 Thursday

吉田修一「悪人」読了


吉田修一「悪人」公式サイト ココ
映画「悪人」オフィシャルサイト ココ

 昨年話題になった「悪人」を読み終えました。

何を隠そう購読紙は朝日新聞
でも
ぜんぜ〜〜ん新聞小説を読んでおりませんので
知りませんでした・・・

たまには読んでみようかなぁ〜〜
新聞購読やめちゃおうっかなぁ〜〜って思うほど
記事は斜めにしか見てない・・・

そのうえ
先に映画を観ました!

映画と本両方味わったドラマの感想が似ている人に
先に映画、次に本がいいよ〜〜
といわれましたもんで・・・

だから
本を読みすすめながら
登場人物は映画の配役のまま
描写されている出来事や風景なども映画の中の映像を思い浮かべていました。

映画→本の順番だったからでしょうか
若干の違いはあるものの
根底に流れているものは同じで
違和感はありませんでした。

映画も本も
最後の最後になるまで
なんともいえないモヤモャとした感覚で
終わりのほうに
ど〜んと心の奥をえぐるような台詞があって

えっ・・・
ヒトとしての宿題?
なぁんて思いつつ

終わった後で

えっ
どういううふうに
これを受け止めればいいの?
面白い?面白くない??

重い?重くない??

何が正しい?正しくない??

そ〜〜んな
なんともいえない微妙な感じです。

(以下 ネタバレありの心に残ったことなどなど)

映画と本 を比べてしまいました。


映画を観終わったあとは
被害者である石橋佳乃が悪女に見え
加害者である清水祐一は悪人には思えなかった。

でも
本を読み終わったあとは
被害者である石橋佳乃にも良心があり
加害者である清水祐一の行為はやはり犯罪者そのものだと思えた。

どうしてそういう違いがうまれたのか?
それはどうも
映画にはなかったエピソードであるヘルスの美保との話からきているような気がしている。

あとは石橋佳乃の一人暮らしの話が映画より詳しく書かれていたことかな…

ただ
清水祐一が犯罪者に豹変?するきかっけをつくった増尾圭吾については
も〜どうしようもない人物だ・・と思う気持ちは一緒!
あまりに極端に描かれているけれど
ここまでではないにしても
こういう人っているのかな? 本人は幸せなのかな?
不思議な人物だ・・・

でもこの人物を登場させることによって
石橋佳男の
「今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎったい。大切な人がおらん人間は、何でもできると思い込む。自分には失うもんがなかっち、それで自分が強うなった気になっとる。失うものがなければ、欲しいものもない。だけんにゃろ、自分を余裕のある人間っち思い込んで、失ったり、欲しがったり一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺めとる。そうじゃなかとよ。本当はそれじゃ駄目とよ。」
という言葉が心に届くのだと思う。

私は映画をみたときに
この台詞だけで観た価値があると思った。
(多分同じような台詞があったはず)

本にはもうひとつ
印象的な台詞があった
祐一がいう「……でもさ、どっちも被害者にはなれんたい」
これは彼を捨てた実母のことをいっているのだが
「悪人」この本の根底に流れる考え方のような気がして・・・

これ映画にあったかな? 覚えていないんですが…

そしてそして
深っちゃん演じた光代の印象は映画と本ではちょっと違う。
映画より本の光代のほうが心の中に熱いものを持っている感じ
映画ではお互いに永遠の愛で結ばれているような印象をもつが
本では一気に燃え上がった恋という印象もいなめない。

さらに妹珠代とのつかまる寸前の電話での会話
映画ではなかったと思うが
本では光代を諭しているのだ
「アンタの気持ちだけで、その人のことを縛りつけたらいけんやろ? 本当にその人のことが好きなら、いくら辛くても、アンタがその人を警察に連れてってやらんと。アンタはよかけど、逃げれば逃げるだけ、その人の罪は重うなるとよ」と

この物語の真の「悪人」はだれだろう?
だれひとり「悪人」ではなく だれもかれも「悪人」

人は誰しも間違いをおかす
それが 法にふれることばかりでなく
その間違いが あらぬ方向へいったばあい

間違いと間違いが重なり合い より間違ってしまったら・・・
人を手にかけるということは ありえないと思うが
一歩手前の心境におちいることは誰にでもありえるのではなかろうか?

ふかい・・・
ってことで
よ〜〜くわからないままなのです。 

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