2012.02.08 Wednesday

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2008.06.26 Thursday

山本一力「あかね空」読了

あかね空 (文春文庫)
あかね空 (文春文庫)
山本 一力

なにを隠そう映画「あかね空」が公開になる前に図書館で借りて読もうと思ったのだが時間切れで読まないまま返却してしまっていたので
挑戦2度目汗
今回は先に映画版を観ているので、だいたいの話の流れはわかって読んだこともあって
あっという間に読むことができた。

やっぱり最初に映画を観てしまったので<感想はここ
私は本より映画のほうが良いように感じてしまった。

映画では多少話が作り替えられてしまっているが、基本的なものは崩さず
かえって おふみ、栄吉、傳蔵親分が生き生きとしているように感じてしまった。

小説は、出来事があって
あとから説明のくだりがある。
それを一緒に時系列で盛り込んであったしね。

まぁ同じだけれどあるいみ違う物語かなぁ〜〜〜。
登場人物は小説のほうが圧倒的に多いし、人物の背景もたくさん綴られているし
映画では劇的だったラストシーンは変わらないが
そこに居合わせている人物が微妙に違うしね〜〜

映画のほうが現代的でドライな感じで
小説のほうが人情味あふれて昔の感じかなぁ〜〜
なんてそんなことを思ったのでした。

2008.06.22 Sunday

山本文緒「再婚生活」読了

確か新聞の書評を読んで、へぇ〜山本文緒さん再婚してたんだ!
ほぉ〜〜大変だったんだ・・・
って思って図書館に予約したんだったと思う。

時間を忘れて没頭して、あっという間に読み終わってしまった。
ちょっと悩んでいたことも考える方向性としては正しかったんだなぁ〜なんて自分のことを頭の片隅で考えながら。
再婚生活
再婚生活
山本 文緒

タイトルからすると二人の蜜月生活が描かれていると思いきや全然違うのだ。
「野生時代」に連載されていた山本文緒さんの日記なんだけれど
内容の大部分を占めているのは闘病記といっても過言ではない。
闘病といっても病と闘っているわけではない。彼女の日々の生活、状況が綴られているのだが、病気の苦しみは伝わってくる。

すごく楽観的で何事も前向きにとらえ突き進んでいけるタイプの人には
世の中にはこういう人もいるんだ〜〜
ってことを理解して欲しいって思うし

逆に悲観的にとらえ どこかビクビクしながら 何かことを起こすときに
影で自分を盛り立ててるような人には
おぉ〜〜わかるわかる・・って思っちゃうんだって思う。

私自身は後者なので、あぁ〜一緒一緒・・って思っちゃった。

そこに綴られている文面は彼女自身のものなんだけれど
小説「恋愛中毒」の主人公が頭の中をよぎるほど似ていた。
書いている人が同じなのだからあたりまえといえばあたりまえだけれど
やっぱり作家って自分の中に存在する何かを膨らませて作品つくってるんだろうなぁ〜なんて思った。

前半部分は、仕事をしているような状況じゃないのに仕事しちゃってたので
まぁハチャメチャで驚くようなことばかりが書かれていて
大丈夫かいな?って思いながら読んでいたんだけれど
心のうちのことを綴っている部分には共感できる部分がたくさんあった。
でね、私も相当病んでいるんかいな?って思ったけれど
読み進んでいくと、仕事できないほどの悪化の中断があったりするので
境界領域?
凹み傾向?
ってところかなぁ〜なんてところで落ち着いている。

それにしてもよかったよね〜〜夫が支えてくれて!
無理せず自分のペースで作品を生み出してくださいね〜〜山本文緒さん!

日記の中に記録されている彼女が読んだ本に興味津々!
少しずつ読んでみよ〜〜っと・・・

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2008.06.18 Wednesday

奥田英朗「家日和」

家日和
家日和
奥田 英朗

入梅し雨模様が続いていた少し前に読みました。
奥田英朗といえば私の中では「イン・ザ・プール」でしたので、あまりの作風の違いに驚きました。本当に同じ人?って思ったくらいです。

この家日和は
「サニーデイ」「ここが青山」「家においでよ」「グループフルーツ・モンスター」「夫とカーテン」「妻と玄米御飯」
で構成される短編集。
本のタイトルが表すとおり、家がテーマ・・というか夫婦が題材かな?
そのへんにありそうな、自分の身にも起こりえそうな出来事を経験する夫・妻・・・
短編ごとにどちらかの視点で描かれていて軽快な文章でスルスルと読める。
そして収まるところに収まるのでホッというかホワ〜〜とした気持ちで読み終わる。
それにしても妻視点の短編があまりにもリアルでおぉ〜〜〜って感じです。

個人的には
生活していくって身近にある小さな出来事を前向きにとらえて 小さい幸せを噛み締めつついくってことなのかなぁ〜〜なんて思っちゃった!
あとはね、自分らしさっていうのを忘れちゃいけないなぁ〜なんてね!
そして、人の家庭を盗み見るような感覚もチョッピリ味わっちゃたりしちゃったてれちゃう

「ガール」という作品も女性の微妙な視点が描かれているそうなのでこちらも読んでみようと思っている。

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2008.05.17 Saturday

角田光代「ロック母」読了

角田光代の1992年〜2006年までの小説7編
「ゆうべの神様」
「緑の鼠の糞」
「爆竹夜」
「カノジョ」
「ロック母」
「父のボール」
「イリの結婚式」

角田光代を読むとどよ〜んと落ち込むといいながらも
友人に薦められて素直に読んでみたたらーっ
結果は、そ〜んなには凹まなかったけれど 
心の奥底にしまいこんであった負の感情が見事に表面に出てきた[:がく〜:]
でもね、今回はそれは過去の記憶であって今の感情ではないって割り切れてる自分がいてかえって浮き上がらせてよかったのかもなぁ〜〜ひやひや

小説の終わり方がいつもその先を想像させるようになっているんだけれど
本編で書かれていること以上の暗闇が広がっているというふうには思えなかったっていうことも大きいって思うんだよね〜〜ラッキー

お話は一人称で進んでいく、登場人物からの視点で描かれることはない。
(短編だったらあたりまえなのかな?)
まわりのひとのことは会話や態度から推測するのだが、主人公は結構冷静沈着・・・ どんな悲劇も大事件も‘ふ〜ん’っていとも簡単に受け流すタイプが多い。
だからといって動揺してないわけではなく、心の中では結構な悪態ついたりもするけれど大騒ぎしないって感じかな?!
そ〜んなタイプの主人公に過去のサラリと受け流してきた嫌な思い出がよみがえり心が負の方向に共鳴しちゃうのよね〜。

細かく共鳴したところも多かったけれど、父に対してあまりよい感情をもっていない私は、「父のボール」の主人公のなぁんともいえない父に対する感情。老いて弱って死期が迫っていてもわだかまりを感じている心が一番理解しやすかったかなぁ〜。
心の中にあるその思いは
『父親が無責任で独りよがりで思いやりに欠けた行動をするたび、子どもたちはきっと蔑むように思うのだ、子どもの空腹より自分の空腹をまず満たそうとする人だもの、と。父親はこれからも子どもたちを傷つけ続けるだろう。子どもたちはいちいちそれを心に刻み父を憎むことで力を蓄えていくことだろう。』
この文に集約されているように思う。なぁんかこの文を読んで、目からうろこほどではないが父に対してだけでなく 人を許せないと思う自分のなかの基準みたいなものを代弁してもらったように感じた。

あとがきも興味深かった。作者角田光代のこの短編集への思い伝わってきた。
このあとがきも含めて短編集「ロック母」だなぁ〜って思った。
「ゆうべの神様」が芥川賞の候補になったときに とある放送局の人が電話で『ぐれた娘が家に火を放って逃亡する』というあらすじでよいかと確認したそうだ。
確かにそうかもしれないけれど、そういってしまったら身も蓋もない・・・。
でも角田光代の小説をひとさまに紹介するとするとこ〜んなようなあらすじになってしまうものの多いこと多いこと・・・
そのなかに静かに淡々と描かれている心の葛藤が角田光代の小説の醍醐味だと思うが
ちょいと負の財産を心に貯蓄していないとなかなかわかりにくいかもね〜
って思ったのでした。

というか今回大きく思ったのは錘をつけて心の奥にしまいこんだ負の財産を短編集の主人公と共に昇華させるという作業をしてるのかなぁ〜って・・・
特にこの「ロック母」の7編はそうだったからこそ読み終わって心が軽くなったのかなぁ〜なんて思ったのでした。

ロック母
ロック母
角田 光代

2008.05.14 Wednesday

久々の読書「カツラ美容室別室」

レビューしてないけれど読んだ本はあるけれども
それにしても久しぶりの読書でした。
書評を目にしてそのタイトルが気になって図書館に予約していた本。
人気だったので数ヶ月待ちましたが、手元に届いたのは栞がつかわれていない真新しい本でした。

どういう書評だったかって、それはこちら

このところの人との出会い、再会を通して
その人たちとの関係をどう表現すべきなのか どういう関係なのかなぁ〜なんて
思っていた私には興味深かったのだ。

だっけど手元にきたときも読み始めたときも
そんなことは頭からなくなっていたんだけどねたらーっ

なんとな〜く読めて あっという間に読み終わった。
これといって盛り上がりがあるわけでもなく淡々とした文章で
でもよ〜く考えると修羅場は何箇所かある。
誰かに感情移入して読むというより
第三者的に観察しちゃってアララ〜〜〜って感覚!

でもね人の日常ってこんな感じかな・・・
相手が何考えてるかなんて わかるわけないし
自分だって自分のことわからないし
なぁんてこと改めて思わせてくれる作品だった。

印象に残ったのは この文章
『相手の心のを覗くことは、相手の心を予想することとは違う。ただひたすら注意深く、全身を耳にして耳を澄ますのだ。答えは出さない。相手の心がわかることはないから。ただ、自分たちが平均台の上にいるということを知っておく。理解は不可能で、誤解だけが可能。知らないということを深めたくて、心を覗くのだ。』
思わずなるほどなぁ〜〜ってうなづいてしまったのでした拍手

カツラ美容室別室
カツラ美容室別室
山崎 ナオコーラ

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2007.08.13 Monday

角田光代「Presents」読了

女性が一生のうちにもらう贈り物。というテーマで月刊誌に12回にわたり連載されたもの。
生まれてから死ぬまで・・「名前」にはじまり「涙」で終わる。
名前、ランドセル、初キス、鍋セット、うに煎餅、合鍵、ヴェール、記憶、絵、料理、ぬいぐるみ、涙
という12タイトル。

どのプレゼントも似たような経験をしているような気がして、自分自身の場合はどうだったかなぁ〜〜なんて考えながら読み進めていった。

実は角田光代さんの書くものは少々暗く後味が悪くてあまり好きではなかったのだが、
この本はどの章の結びもよい余韻を残す言葉で締めくくられていて
心がほんわかするようなものでした。

ただね〜ショックだったのは 私自身の人生が12分の11あたりまで来ちゃってるんだなぁ〜〜って気づいたことです。
まぁしかたないね・・・

それだけに最終章はこれからのことなので感慨深かったのですが
この章の結びのことばが言えるような人生でありたいなぁ〜〜って思ったのでした。

2007.07.17 Tuesday

北村薫「ひとがた流し」読了

ひとがた流し
ひとがた流し
北村 薫

本は図書館で予約して読むことが多い。もちろん思い入れのある本は購入するのだが、どこかの書評で読んでみようかなぁ〜ってちらっと思った程度だとネットで地域の図書館に予約する。
実は、この本も予約していたものがやっと手元に来たので読んだのだが・・・
う〜ん、どうしてこの本を予約したのだろう?
どの書評をみたのだろう?
人に薦められたのだったのだろうか??
というほど時間がたってしまっている本なのだ。

本には幼馴染の今は40代の女性3人の生きざまが描かれている。
千波は独身。TV局で働くバリバリのキャリアウーマン(←死語?
牧子はバツイチ。一人娘と暮らしている物書き。
美々はバツイチだが素敵な相手と再婚。一人娘がいる。

それぞれの生き方があり、それぞれの暮らしがあるのだが
近所に三角形を描くようにすんでいることもあり、いまだに付き合いがあるのだ。

そんな三人の日々の中の出来事から
読んでいてチョット考えさせられた部分もあった。
大人と子どもの語らいとか、母子の語らいとか、父娘の語らいとか、血の繋がりとか、
男女の縁とか、病気・怪我・孤独・・・とかね・・・

単語にすると劇的なことで
実施に自分の身の上におこったらショックだろうなと思うようなことでも
淡々と綴られているせいだろうか
静かな小説に思えた。

というかこういう場面でも私自身もこう冷静でありたいものだ・・みたいな部分が多々あった。

そんな出来事の中で一番印象に残ったことを
ネタバレありでチョットだけ感想を思いつくままにしるしておく。

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2007.06.12 Tuesday

桐野夏生「柔らかな頬」  ちょっと難しく感じたな・・・








私にとって桐野夏生というと「OUT」が衝撃的すぎて 他のものを読んでみようという気にはなっていなかった。
だが、最近友人の紹介もあって「魂萌え!」を読み 自分の心のうちを深くえぐられるような衝撃をうけ、とある書評のサイトで桐野夏生のテーマとして‘男女間のどうしてもうまらない溝をうまく描いている’という文言をみかけ 遅ればせながら直木賞受賞作「柔らかな頬」を読んでみることにした。

北海道の留萌付近の海岸沿いの田舎の村の出身のカスミが主人公。
家出して東京に出て、結婚し二人の子どもをもうけ、現在不倫中。
その不倫相手が二人の密会の地として支笏湖に別荘を購入する。
そこへ両家が遊びにいきカスミの5歳の長女有香が忽然といなくなるのだ。

その事件を中心に、それ以降のカスミと家族、不倫相手とその家族、別荘地の人々
そういうひとたちの生き様などが描かれている。

どういう結末になるのか 気になって気になってあっという間に読み終えてしまった。
結末についてはしらないほうが面白いと思うので
ここには書かない。
だが読み終わったとき率直に抱いた感想は、「難しくてよくわからない。」だった。

読み終えてから少したった今も実はよくわからない。
カスミにとっての有香は なくてはならないものだったってことは伝わってくるが、
彼女のその必死さは他の人にとっては わかるけれど
何もそこまで・・・そろそろ現実をみつめて・・・みたいなそういう感じだ。
彼女が田舎を捨て東京に追い求めてきたものは、いったいなんだったのだろう・・・
いなくなった有香を探すのと同じようなものだったのだろうか?
不倫相手に求めていたものはいったいなんだったのだろうか?

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2007.06.06 Wednesday

「スウィート・メモリーズ」・・児童書とはいえあなどれない!

スウィート・メモリーズ
スウィート・メモリーズ
ナタリー キンシー=ワーノック,ささめや ゆき

ボランティアで読み聞かせなどをしている友人に
先日 村上龍の「盾 シールド」という絵本がなかなかよかったよ〜って言ったら
この本を貸してくれた。

引っ込み思案の女の子が、離れて暮らしていたおばあちゃんとふれあううちに
おばあちゃんの思い出や、今のおばあちゃんの気持ち・・・・
そういうものを共有したりするうちに 女の子も内面も少しずつ変化していく。
そういうお話なのだ。

120ページほどの物語なので、短い時間でよみ終わるのだが
ジ〜ンとさせられて
考えさせられて
なんだか羨ましくもなっちゃって
でもでも、人生まだまだこれからって思って
勇気と元気を与えてくれるような本だった。

あとがきも書いている訳者の金原瑞人さんは
芥川賞「蛇にピアス」の作家の父上だよね・・たしか!

機会がありましたら皆さんにもよんでいただきたい本です。

2007.04.01 Sunday

小池真理子「虹の彼方」

虹の彼方
虹の彼方
小池 真理子

「恋」「欲望」に続いて3作目。
いずれも官能的というか独特の世界観が繰り広げられており、ちょっととまどいながら読み進めた。
「恋」は倒錯した世界になんとなく引きずりこまれ その中にどんな秘密が隠されているのかが知りたくてどんどんと読み進めていった。最後は、なるほど〜って思ったはずなのに、時がたった今 印象が薄れてしまっている。
「欲望」は不思議な関係の3人。後半に精神だけで結ばれざるを得ない男女のその結びつきの深さ、せつなさ そ〜んなものが胸を打ち、滲み出る涙をぬぐいながら読み終えた。

さてさて「虹の彼方」であるが
ひとことで言ってしまえば不倫ものである。
そういっちゃ見も蓋もないが・・・
48歳の女優志摩子と43歳の作家正臣が出会い結ばれ
さぁてどうなるか・・・ってね!

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